第一回は「身近なデザイン」。デザインはインテリアショプや雑誌の中にしかないものではない。
実は身近にあるデザインこそ重要であり素晴らしいものがあるのではないだろうか。そんなデザインのごく一部を紹介します。



第一回「身近なデザイン」


昔ながらの台所。そこにある小さな容器3つ。薄暗く見えにくくてもその形は誰もが知っている。35年間変わらないデザイン。

 
ヤクルト
発売から30年以上にわたって、ヤクルトはずっと瓶を使用していた。
瓶は回収に手間がかかり、重量がかさむため、ヤクルトレディ(ヤクルト配達員)にとっては負担が大きい。
 
1968(昭和43)年、プラスチック容器が導入されることになり、おなじみの中央部が凹んだデザインが採用された。
 
容器の中央部が凹んでいるのは、持ちやすさを第一に考えてのこと。第二の理由は、一気に飲まず、ゆっくり味わって飲んでもらうため。この部分で液体の流れがいったん流れが止まり、一気に流れ込まないようになっている。また、製造ライン上で倒れにくいというメリットもある。
 
少し小さな65mlという容量は「もう少し多くても」という声もあるが、子供やお年寄りが一度に飲み切ることを考慮したうえで決めた数字だという。

他にもある身近なデザイン
展示内容 年代 designer
ユニクロ(NY ロゴ) 2006年 佐藤可士和 Kashiwa Satou
無印良品ロゴ 1980年 田中一光 Ikko Tanaka
壁掛式CDプレイヤー(無印良品) 2000年 深澤直人 Naoto Fukasawa
LEGOブロック 1949年 ゴッドフレッド・キアク・クリスチャンセン
ロッテ クールミントガム 1993年 佐藤卓 Taku Satou
ロッテ キシリトールガム 1997年 佐藤卓 Taku Satou
ヤクルト容器 1968年 剣持勇 Isamu Kenmochi
住居のとき倉庫として使用していた場所。
この1坪弱ほどの小さなスペースはデザインを伝える かたち展 を行っていきます。